脛骨と腓骨を取り違えない:内果・外果から戻って読む
Nov 05, 2026
長い骨の名前で迷ったら、足首側から戻ってみましょう。内果と外果は、脛骨・腓骨の区別に使える分かりやすい手がかりです。
A4横向きで印刷できます。お手本の次のページが、同じ指示線を使った名称空欄ワークです。図版はクリックして拡大できます。
最初に、骨名と筋名を分ける
Bは骨の部位名、Mは筋付着部です。図の向きと左右を確かめてから、骨の位置を先に学びます。原画の赤線は保持し、骨の境界線と混同しないようにします。指示線の先は代表位置で、付着域や骨の面全体の広がりは周囲の形と合わせて読んでください。
骨の位置を確認する:Bのお手本
図は右下腿の前面です。脛骨は内側の太い骨で、その遠位端に内果があります。腓骨は外側の細い骨で、遠位端が外果になります。近位側へ戻ると、脛骨には脛骨粗面、腓骨には腓骨頭が見つかります。[1,2]
脛骨粗面には膝蓋靱帯が付着します。これは筋そのものの付着としてM欄へ書く名称ではありません。前脛骨筋などの筋付着と、靱帯・骨間膜の付着を区別して読みましょう。
| 番号 | 骨の部位名 | 位置を探す手がかり |
|---|---|---|
| B01 | 腓骨頭 | 腓骨の近位端 |
| B02 | 脛骨粗面 | 脛骨近位前面 |
| B03 | 脛骨 | 内側の太い骨 |
| B04 | 腓骨 | 外側の細い骨 |
| B05 | 内果 | 脛骨遠位内側 |
| B06 | 外果 | 腓骨遠位端 |
筋付着部を別に確認する:Mのお手本
| 番号 | 筋名 | この図で示す骨側の付着 |
|---|---|---|
| M01 | 前脛骨筋 | 起始:脛骨外側面など |
| M02 | 長腓骨筋 | 起始:腓骨頭・外側面上部など |
この表は図で示す側の付着です。筋全体の起始・停止を両方網羅する一覧ではありません。[2]
名称を記入して、淡く塗ってみよう
①内果と外果にB番号を対応させる。②そこから近位へ線をたどり、脛骨と腓骨を塗り分ける。③図の内側・外側を書く。④Mのページで前脛骨筋と長腓骨筋の起始を確認する。
PDFのお手本ページを隠し、空欄ページだけで取り組んでください。最初に鉛筆で名称を書き、答え合わせの後で淡く着色すると、修正しやすくなります。原画の赤線や細い骨の輪郭が隠れるほど濃く塗らないようにします。
答えと、説明するときのポイント
図の右が内側で脛骨、左が外側で腓骨です。内果は脛骨、外果は腓骨の一部です。前脛骨筋は脛骨外側面などから、長腓骨筋は腓骨頭・腓骨外側面上部などから起こります。「長腓骨筋だから腓骨に停止する」とは言えません。名称から起始・停止を推測せず、図が示す側を確認します。
古典図を読むときの注意
Mの注釈は骨上の起始を選んだもので、骨間膜や筋膜に広がる付着まで図示していません。内果・外果の先端は原画の輪郭を見て指示線を設定しました。
明日の復習:図を見ずに一言で説明する
名称だけでなく「どちら側にあり、何を根拠に見分けたか」を一文で書きます。正答数と、迷ったB・M番号を残してください。翌日は図の配置を変えて再回答し、番号だけを覚えていないか確かめます。
図版と参考文献
図版提供・日本語注釈:Kazuhiro Kurosawa。Grayの古典図をもとに、提供された原画を保持して日本語名称と指示線を加えました。現代の名称・部位の説明を[1]、原図と付着部を[2]で照合しています。
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