肋骨の向きを組み立てる:頭・結節・溝をつなぐ
Nov 08, 2026
肋骨は弓形だからといって、どちら向きに置いても同じではありません。脊柱に向く後端、肋軟骨につながる前端、内面下縁の溝を順に探すと、向きを説明する根拠が増えます。
A4横向きで印刷できます。お手本の次のページが、同じ指示線を使った名称空欄ワークです。図版はクリックして拡大できます。
最初に、骨名と筋名を分ける
Bは骨の部位名、Mは筋付着部です。図の向きと左右を確かめてから、骨の位置を先に学びます。原画の赤線は保持し、骨の境界線と混同しないようにします。指示線の先は代表位置で、付着域や骨の面全体の広がりは周囲の形と合わせて読んでください。
骨の位置を確認する:Bのお手本
図Aは左の中位肋骨を後方から見た図、図Bは下面から見た図です。後端には肋骨頭・肋骨頸・肋骨結節があり、その先で体が曲がって肋骨角となります。肋骨頭は胸椎の椎体側と、肋骨結節は対応する横突起と関節します。[1,2]
肋骨溝は内面の下縁に沿うくぼみです。内肋間筋と外肋間筋の付着を、溝そのものの骨名と区別します。図Bの赤線は原画の付着表示として残し、名称をBとMの別ページへ分けました。
| 番号 | 骨の部位名 | 位置を探す手がかり |
|---|---|---|
| B01 | 肋骨頭 | 後端の関節部 |
| B02 | 肋骨頸 | 頭と結節の間 |
| B03 | 肋骨結節 | 横突起と関節する部分を持つ |
| B04 | 肋骨角 | 結節より外側の曲がり |
| B05 | 前端 | 肋軟骨につながる端 |
| B06 | 肋骨溝 | 内面下縁に沿う溝 |
| B07 | 肋骨体 | 前後端の間の長い部分 |
筋付着部を別に確認する:Mのお手本
| 番号 | 筋名 | この図で示す骨側の付着 |
|---|---|---|
| M01 | 外肋間筋 | 原図で示された下縁側の付着 |
| M02 | 内肋間筋 | 原図で示された肋骨溝上縁側の付着 |
この表は図で示す側の付着です。筋全体の起始・停止を両方網羅する一覧ではありません。[2]
名称を記入して、淡く塗ってみよう
①図Aで後端を特定し、肋骨頭→頸→結節→角の順にたどる。②図Bで肋骨溝を見つける。③Bの名称と観察方向を書く。④Mの空欄へ筋名を書く。⑤「左の肋骨」と答えるときに、原典の観察方向も一緒に説明する。
PDFのお手本ページを隠し、空欄ページだけで取り組んでください。最初に鉛筆で名称を書き、答え合わせの後で淡く着色すると、修正しやすくなります。原画の赤線や細い骨の輪郭が隠れるほど濃く塗らないようにします。
答えと、説明するときのポイント
図Aの右上が肋骨頭を持つ後端、右下が前端です。結節は頭から少し離れた突出で、肋骨角はさらに外側へたどった曲がりです。図Bは下面なので、前後面の図と同じ紙面上の向きとして扱いません。肋骨溝は骨のくぼみ、内肋間筋・外肋間筋は筋の名称です。
古典図を読むときの注意
この教材は一般的な中位肋骨の図です。第1・第2・第10〜第12肋骨などの特徴は別に学びます。特に第11・第12肋骨は頸・結節を欠くため、今回の手順をすべての肋骨へ機械的に当てはめないようにします。
明日の復習:図を見ずに一言で説明する
名称だけでなく「どちら側にあり、何を根拠に見分けたか」を一文で書きます。正答数と、迷ったB・M番号を残してください。翌日は図の配置を変えて再回答し、番号だけを覚えていないか確かめます。
図版と参考文献
図版提供・日本語注釈:Kazuhiro Kurosawa。Grayの古典図をもとに、提供された原画を保持して日本語名称と指示線を加えました。現代の名称・部位の説明を[1]、原図と付着部を[2]で照合しています。
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