足のアーチを、横から見える骨の並びで考える
Nov 06, 2026
足のアーチを一本の曲線だけで覚えず、その曲線をつくる骨の並びに戻ってみましょう。内側面と外側面を比べると、同じ足でも見えている骨が違います。
A4横向きで印刷できます。お手本の次のページが、同じ指示線を使った名称空欄ワークです。図版はクリックして拡大できます。
最初に、骨名と筋名を分ける
今回は骨の部位名Bを学ぶ回です。図の向きと左右を確かめ、青い輪の位置を骨の形と結びつけます。筋付着部の位置はこの教材では問いません。指示線の先は構造を確認する代表位置です。
骨の位置を確認する:Bのお手本
内側の列では、踵骨・距骨・舟状骨・楔状骨・中足骨のつながりを追います。外側の列では、踵骨から立方骨、外側の中足骨へ続く並びが手がかりになります。2枚は互いに反対側からの観察なので、踵の位置が紙面の左右で入れ替わります。[1,2]
内側縦アーチと外側縦アーチは同じ高さの曲線ではありません。また、足の支持は骨だけで完成せず、靱帯、足底腱膜、筋・腱も関わります。この古典図では骨の並びを観察し、筋付着の位置は問いません。
| 番号 | 骨の部位名 | 位置を探す手がかり |
|---|---|---|
| B01 | 距骨 | 下腿からの荷重を受ける骨 |
| B02 | 踵骨 | 踵をつくる骨 |
| B03 | 舟状骨 | 距骨頭の前方 |
| B04 | 内側楔状骨 | 第1中足骨の近位 |
| B05 | 第1中足骨 | 母趾へ続く骨 |
| B06 | 距骨 | 踵骨の上方 |
| B07 | 踵骨 | 図の右側の踵 |
| B08 | 立方骨 | 踵骨の前方 |
| B09 | 第5中足骨 | 小趾へ続く骨 |
名称を記入して、淡く塗ってみよう
①両図で踵骨と距骨を探す。②内側面では舟状骨から第1中足骨までたどる。③外側面では立方骨を見つける。④Bの名称を記入する。⑤骨の列に沿って淡い色を置き、アーチの形を自分の言葉で説明する。
PDFのお手本ページを隠し、空欄ページだけで取り組んでください。最初に鉛筆で名称を書き、答え合わせの後で淡く着色すると、修正しやすくなります。原画の赤線や細い骨の輪郭が隠れるほど濃く塗らないようにします。
答えと、説明するときのポイント
図Aが内側面、図Bが外側面です。図Aは舟状骨・内側楔状骨・第1中足骨を、図Bは立方骨と第5中足骨を読む練習です。距骨と踵骨はどちらの面でも手がかりになります。骨の位置関係が答えであり、足の機能や痛みの有無をこの図から判定する課題ではありません。
古典図を読むときの注意
図の縮尺は比較のために調整しており、アーチ高の計測や個人の足の評価には使いません。今回は骨名Bだけの教材です。筋付着が描かれていない図へMの点を推測で追加していません。
明日の復習:図を見ずに一言で説明する
名称だけでなく「どちら側にあり、何を根拠に見分けたか」を一文で書きます。正答数と、迷ったB・M番号を残してください。翌日は図の配置を変えて再回答し、番号だけを覚えていないか確かめます。
図版と参考文献
図版提供・日本語注釈:Kazuhiro Kurosawa。Grayの古典図をもとに、提供された原画を保持して日本語名称と指示線を加えました。現代の名称・部位の説明を[1]、原図と付着部を[2]で照合しています。
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