手根骨8個を、2列の地図にして覚える
Nov 02, 2026
手根骨の語呂合わせを覚えていても、図では迷ってしまうことがあります。まず母指側と小指側、次に近位列と遠位列を決め、骨を住所のように並べてみましょう。
A4横向きで印刷できます。お手本の次のページが、同じ指示線を使った名称空欄ワークです。図版はクリックして拡大できます。
最初に、骨名と筋名を分ける
Bは骨の部位名、Mは筋付着部です。図の向きと左右を確かめてから、骨の位置を先に学びます。原画の赤線は保持し、骨の境界線と混同しないようにします。指示線の先は代表位置で、付着域や骨の面全体の広がりは周囲の形と合わせて読んでください。
骨の位置を確認する:Bのお手本
左手の掌側から見た拡大図です。母指側は図の右です。近位列を橈側から並べると、舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨。遠位列は、大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鉤骨です。ただし豆状骨は三角骨の掌側に重なるため、8個が平面上で整然と2列に並ぶわけではありません。[1,2]
大菱形骨は母指の中手骨へつながり、有頭骨は中央に位置します。有鉤骨の鉤は掌側へ突出します。名前だけを順唱した後、母指の付け根から大菱形骨へ戻るなど、逆方向でもたどってみましょう。
| 番号 | 骨の部位名 | 位置を探す手がかり |
|---|---|---|
| B01 | 舟状骨 | 近位列・橈側 |
| B02 | 月状骨 | 近位列・中央 |
| B03 | 三角骨 | 豆状骨の背側 |
| B04 | 豆状骨 | 三角骨の掌側に重なる |
| B05 | 大菱形骨 | 母指中手骨の近位 |
| B06 | 小菱形骨 | 示指中手骨の近位 |
| B07 | 有頭骨 | 遠位列の中央 |
| B08 | 有鉤骨 | 遠位列・尺側 |
筋付着部を別に確認する:Mのお手本
| 番号 | 筋名 | この図で示す骨側の付着 |
|---|---|---|
| M01 | 尺側手根屈筋 | 停止:豆状骨 |
| M02 | 母指対立筋 | 起始の一部:大菱形骨 |
この表は図で示す側の付着です。筋全体の起始・停止を両方網羅する一覧ではありません。[2]
名称を記入して、淡く塗ってみよう
①図の母指側へ矢印を付ける。②近位列と遠位列を淡い2色で区別する。③B01〜B08を記入する。④三角骨と豆状骨の重なりを言葉で説明する。⑤筋付着のMページでは、骨の名前ではなく筋の名前を書く。
PDFのお手本ページを隠し、空欄ページだけで取り組んでください。最初に鉛筆で名称を書き、答え合わせの後で淡く着色すると、修正しやすくなります。原画の赤線や細い骨の輪郭が隠れるほど濃く塗らないようにします。
答えと、説明するときのポイント
B01〜B04が近位列、B05〜B08が遠位列です。豆状骨は三角骨の掌側にあり、尺側手根屈筋腱内の種子骨です。M01の尺側手根屈筋は豆状骨に停止します。大菱形骨の骨名と、そこに起始を持つ母指対立筋の筋名は別の問いです。赤線は骨どうしの境界を示す線ではありません。
古典図を読むときの注意
原画の手根部を拡大表示しています。三角骨は一部が豆状骨に隠れます。古典図のnavicularは手では舟状骨、greater/lesser multangularは大菱形骨/小菱形骨に対応します。
明日の復習:図を見ずに一言で説明する
名称だけでなく「どちら側にあり、何を根拠に見分けたか」を一文で書きます。正答数と、迷ったB・M番号を残してください。翌日は図の配置を変えて再回答し、番号だけを覚えていないか確かめます。
図版と参考文献
図版提供・日本語注釈:Kazuhiro Kurosawa。Grayの古典図をもとに、提供された原画を保持して日本語名称と指示線を加えました。現代の名称・部位の説明を[1]、原図と付着部を[2]で照合しています。
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