理由で解く / 作業療法士国家試験 無料メルマガ
過去問2000問を、
理由とともに、
毎日すこしずつ。
第52〜61回の作業療法士国家試験・全2000問を、毎日12時に3問ずつお届けします。正解の理由に加えて、ほかの選択肢がなぜ違うのかまで。667日で全問をひと通り解き終えます。
毎日12時に届くメール
実際に届くメールは、こんな内容です
作業療法士国試 Day 2 のメールを、そのまま再現しました。3問のうち1問は、解説まで全文を載せています。
【作業療法士国試 Day 2/667】生理学・作業療法評価学・作業療法治療学
作業療法士国家試験 理由で解く毎日の問題
Day 2 / 667
今日は全3問です。まず自分で答えを考えてから、下にスクロールして解説を確認しましょう。
深部腱反射について正しいのはどれか。
67歳の女性。作業療法中に傾眠傾向が続いた日があるかと思えば、声かけにはきはきと受け答えをする日もある。部屋の間違いや道に迷うことも多い。あるとき突然「カーテンの陰に人がいる」と話し怯えだした。この患者の原因疾患として最も可能性が高いのはどれか。
正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。
リアリティオリエンテーション(RO)は日時・場所・人物などの現実見当識情報を繰り返し提示して見当識障害を改善する介入である。
昔の思い出を語り合い情緒的安定・自尊心回復を図る
見る・話す・触れる・立つを柱とする包括的ケア技法
日課を一定化し混乱を減らす方法で、見当識情報の反復提示が主眼ではない
本人の感情・世界を否定せず受容・共感する
日時・場所などの現実情報を繰り返し提示し見当識を改善
- RO=現実見当識訓練(日時・場所を反復提示)
- 回想法=思い出、バリデーション=感情の受容・共感
- ユマニチュード=見る・話す・触れる・立つ
出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問46
明日もお届けします。
黒澤一弘(かずひろ先生)
- 1件名で、今日の科目がわかる
毎日12時に届きます。件名に Day 番号とその日の3科目が入るので、受信トレイで見分けられます。
- 2先に3問を並べる
最初は問題だけ。答えを見る前に自分で考える「テスト効果」の順序です。
- 3考えてから下へ
区切りのあとに、答えと解説が続きます。うっかり答えが目に入らない配置です。
- 4すべての選択肢に理由
正しい選択肢だけでなく、誤りの選択肢それぞれに「なぜ違うか」を書いています。
- 5覚えるポイント
最後に要点を3行ほどに整理。見返すときはここだけ読めば復習になります。
- 6Web解説へ
関連図つきの詳しい解説ページへ移動できます(このボタンは実際に押せます)。
番号ではなく、「理由」を積み重ねる
国家試験は、同じ論点を、表現や組み合わせを変えて繰り返し問います。認知症への介入法も、ある年は「技法の名前」を、別の年は「場面に合う関わり方」を選ばせる形で出題されます。正答の番号を覚えるだけでは、形が変わると使えません。
5つの選択肢それぞれについて「なぜ正しいか」「なぜ違うのか」を言えるようになると、1問から5つの知識が身につき、出題の形が変わっても揺らぎません。このメルマガは、その積み重ねを1日3問ずつ、毎日12時にお届けします。
学習科学にもとづく配信設計
配信の順序と解説の書き方は、学習科学で繰り返し確かめられてきた知見に沿って組み立てています。各項目の末尾の番号から、根拠となる論文に移動できます。
違う選択肢にも、理由をつける
選択式の問題では、誤りの選択肢を正しいと覚えてしまうことがあります。答えのあとに理由を示すと、この影響が減ることが報告されています。[3]
誤りの選択肢には、「作り方」がある
誤りの選択肢の多くは、正しい内容の一部を入れ替えて作られています。解説を毎日読むうちに、「どこが変えられているか」に気づけるようになります。
| 型 | 誤りの選択肢 | 正しくは |
|---|---|---|
| 技法の取り違え | バリデーション療法 ― 日時・場所を繰り返し伝える | リアリティオリエンテーション(バリデーションは感情の受容・共感) |
| 評価の対象の取り違え | FIM ― 手段的ADL(IADL)の評価 | 基本的ADL(運動13項目・認知5項目) |
| 数値のずれ | MMSE ― 満点は20点 | 満点は30点 |
| 段階の混同 | Brunnstrom ステージⅢ ― 分離運動が可能 | 共同運動が随意的に可能(分離運動が一部可能になるのはⅣ) |
| 言い過ぎ | 「必ず」「すべて」「決して」 | 例外がないかを確かめる |
基礎から、作業療法へつながる
作業療法の専門科目は、解剖学・生理学・運動学、そして心と発達の理解の上に立っています。毎日Q1で基礎を、Q3で作業療法を解くことで、このつながりに気づく機会を毎日つくります。
1日3問の構成
基礎
解剖学・生理学・運動学・人間発達学・臨床心理学ほか。全期間を通じて繰り返します。
臨床医学 → 作業療法
はじめは疾患の知識が中心。日が進むにつれて、評価・治療の割合が増えます。
作業療法
作業療法評価学・治療学・地域作業療法学ほか。毎日1問は必ず専門科目に触れます。
比率は模式図です。基礎・臨床医学987問、専門科目1013問。症例の連問4組は分けずに同じ日に届け、評価から支援まで一続きで考えられるようにしています。各問題から、Webの解説ページへ移動できます。
学年ごとの使い方
1・2年生
Q1を中心に。授業で学んだ解剖・生理・発達が、国試でどう問われるかを早めに知っておけます。
3年生
Q2・Q3で、臨床実習の前に疾患と評価の知識を整理できます。
4年生
3問すべてを毎日の演習に。解けなかった問題は、Web解説で分野ごとに読み返せます。
既卒・再受験
全範囲を、間をあけて一巡できます。苦手な分野を、毎日少しずつ埋められます。
このメルマガにできないこと
1日3問は、決して多い量ではありません。合格を約束するものではなく、教科書や授業、ほかの演習の代わりになるものでもありません。02で挙げた知見は一般的な学習研究の成果で、このメルマガ自体の効果を測ったものではありません。役割は、毎日の学習を途切れさせないこと、そして1問ごとに「理由」を積み重ねる習慣をつくることです。
無料登録
明日12時に、
Day 1 が届きます。
登録後に届く確認メールのボタンを押すと、登録が完了します。配信の停止は、メール末尾からいつでもできます。
※ 学校名・学年は任意です。配信内容の改善に役立てます。
著者
黒澤 一弘かずひろ先生
専門学校で10年以上、解剖学を担当。学生がどこでつまずき、どう説明すると理解が進むかを見てきた経験から、「理由で解く」シリーズの解説を書いています。結論を暗記させるのではなく、からだの仕組みにさかのぼって「なぜ」を示すことを大切にしています。
- 東京呉竹医療専門学校 解剖生理学 非常勤講師
- 東京都立大学 健康福祉学部 理学・作業療法学科 解剖学実習 非常勤講師
- 東京都立大学 客員研究員/日本解剖学会 所属
- あん摩マッサージ指圧師/玄康株式会社 代表取締役
よくある質問
- 本当に無料ですか?
- はい。登録も配信も無料です。
- 何年生から読めますか?
- 学年は問いません。低学年の方は基礎の確認に、国試を控えた方は毎日の演習に使えます。既卒の方もご登録いただけます。
- 1日にどのくらい時間がかかりますか?
- 3問を解いて解説を読むまで、10分ほどが目安です。
- 途中から登録しても大丈夫ですか?
- はい。いつ登録しても、登録日の翌日が Day 1 です。
- メールが届きません。
- 確認メールのボタンで登録が完了します。迷惑メールフォルダや、Gmailの「プロモーション」タブも確認してください。
- 配信を止めたいときは?
- 毎回のメール末尾のリンクから、いつでも停止できます。
- 問題の出典は?
- 第52〜61回の作業療法士国家試験(厚生労働省)の過去問です。解説は「理由で解く」シリーズのために作成したものです。
参考文献
- Roediger HL, Karpicke JD. Test-enhanced learning: Taking memory tests improves long-term retention. Psychological Science. 2006;17(3):249–255.
論文を見る(doi:10.1111/j.1467-9280.2006.01693.x)↗ - Dunlosky J, Rawson KA, Marsh EJ, Nathan MJ, Willingham DT. Improving students’ learning with effective learning techniques: Promising directions from cognitive and educational psychology. Psychological Science in the Public Interest. 2013;14(1):4–58.
論文を見る(doi:10.1177/1529100612453266)↗ - Butler AC, Roediger HL. Feedback enhances the positive effects and reduces the negative effects of multiple-choice testing. Memory & Cognition. 2008;36(3):604–616.
論文を見る(doi:10.3758/MC.36.3.604)↗ - Chi MTH, de Leeuw N, Chiu MH, LaVancher C. Eliciting self-explanations improves understanding. Cognitive Science. 1994;18(3):439–477.
論文を見る(doi:10.1207/s15516709cog1803_3)↗ - Cepeda NJ, Pashler H, Vul E, Wixted JT, Rohrer D. Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin. 2006;132(3):354–380.
論文を見る(doi:10.1037/0033-2909.132.3.354)↗
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