理由で解く / 柔道整復師国家試験 無料メルマガ
過去問2670問。
毎日3問、理由まで。
890日、積み上げる。
第24〜34回の柔道整復師国家試験・全2670問を、毎日12時に3問ずつお届けします。正解の理由に加えて、ほかの選択肢がなぜ違うのかまで。890日で、全問をひと通り解き切ります。
毎日12時に届くメール
実際に届くメールは、こんな内容です
柔道整復師国試 Day 1 のメールを、そのまま再現しました。3問のうち1問は、解説まで載せています(長い解説は一部省略)。
【柔道整復師国試 Day 1/890】解剖学・一般臨床医学・柔道整復理論
柔道整復師国家試験 理由で解く毎日の問題
Day 1 / 890
今日は全3問です。まず自分で答えを考えてから、下にスクロールして解説を確認しましょう。
生後、大泉門が閉鎖する時期はどれか。
皮膚筋炎の症状で誤っているのはどれか。
16歳の男子。高校の野球部に所属している。7歳の時、ジャングルジムから転落し左肘骨折の既往歴がある。肘関節の屈曲で肘内側部から前腕尺側にかけてしびれがあり、握力も低下してきたため来所した。患肢は外反肘変形を呈している。考えられる所見はどれか。
小児期の肘の骨折後に残った外反肘を土台として、肘部管で尺骨神経が障害された遅発性尺骨神経麻痺と考えられます。したがって現れるのは尺骨神経支配領域の所見、すなわちフローマン徴候陽性です。
母指内転筋は尺骨神経支配です。…
母指球筋(短母指外転筋・母指対立筋など)は主に正中神経支配で、萎縮すれば猿手を呈します。…
手関節と手指を伸展できなくなる下垂手は橈骨神経麻痺の所見で、上腕骨骨幹部骨折などに伴って生じます。…
示指・中指の末節掌側は正中神経の支配領域です。…
- 外反肘+肘部管部の刺激症状(肘内側から前腕尺側のしびれ)+握力低下=遅発性尺骨神経麻痺。背景に小児期の上腕骨外顆骨折(偽関節・変形治癒)を疑う。
- 尺骨神経の皮膚支配は手部のみ。掌側枝・背側枝が手掌・手背の尺側、小指全体、環指尺側半を受け持ち、前腕には皮枝を出さない(前腕内側の皮膚は内側前腕皮神経)。
- 肘部管部で訴えるしびれは神経幹が刺激されて起こる自覚症状であり、皮膚支配領域そのものではない。両者を混同しない。
- 肘を屈曲すると肘部管が狭くなり症状が強まる(肘屈曲テスト)。肘内側の叩打でTinel徴候が出ることもある。
- 尺骨神経麻痺の運動所見は鷲手、フローマン徴候陽性、第1背側骨間筋と小指球の萎縮、指の内転・外転困難。
- 母指球筋の萎縮(猿手)=正中神経、下垂手=橈骨神経。麻痺手の呼び名と神経をセットで覚える。
- 筋萎縮が進行する例は手術(神経の除圧・移行)の判断が要る。医師へ紹介し、肘屈曲位の長時間保持と肘内側の圧迫を避けるよう指導する。
出典:第25回柔道整復師国家試験(2017)午後 問106
明日もお届けします。
黒澤一弘(かずひろ先生)
- 1件名で、今日の科目がわかる
毎日12時に届きます。件名に Day 番号とその日の3科目が入るので、受信トレイで見分けられます。
- 2先に3問を並べる
最初は問題だけ。答えを見る前に自分で考える「テスト効果」の順序です。
- 3考えてから下へ
区切りのあとに、答えと解説が続きます。うっかり答えが目に入らない配置です。
- 4すべての選択肢に理由
正しい選択肢だけでなく、誤りの選択肢それぞれに「なぜ違うか」を書いています。
- 5覚えるポイント
最後に要点を3行ほどに整理。見返すときはここだけ読めば復習になります。
- 6Web解説へ
関連図つきの詳しい解説ページへ移動できます(このボタンは実際に押せます)。
答えの番号ではなく、「理由」を積み上げる
国家試験は、同じ論点を、問い方を変えて何度も出してきます。たとえば肘の骨折のあとに残った外反肘から起こる尺骨神経麻痺も、「病名」を問う形もあれば、「現れる所見」を選ばせる形もあります。正解の番号を覚えるだけでは、問い方が変わった瞬間に使えません。
4つの選択肢それぞれについて「なぜ正しいか」「なぜ違うのか」を言えるようにする。1問から4つの知識を取り、問い方が変わってもぶれない力にする。このメルマガは、その積み上げを1日3問、毎日12時に届けます。
学習科学にもとづく配信設計
配信の順序と解説の書き方は、学習科学で繰り返し確かめられてきた知見に沿って組み立てています。各項目の末尾の番号から、根拠となる論文に移動できます。
違う選択肢にも、理由をつける
選択式の問題では、誤りの選択肢を正しいと覚えてしまうことがあります。答えのあとに理由を示すと、この影響が減ることが報告されています。[3]
誤りの選択肢には、「作り方」がある
誤りの選択肢の多くは、正しい内容の一部を入れ替えて作られています。解説を毎日読むうちに、「どこが入れ替えられているか」が見えるようになります。
| 型 | 誤りの選択肢 | 正しくは |
|---|---|---|
| 転位方向の逆転 | Colles骨折 ― 遠位骨片は掌側へ転位 | 背側へ転位(掌側転位はSmith骨折) |
| 神経の取り違え | 上腕骨骨幹部骨折 ― 尺骨神経を損傷しやすい | 橈骨神経(下垂手) |
| 好発部位のずれ | 鎖骨骨折 ― 内側1/3に好発 | 中外1/3境界部に好発 |
| 頻度の入れ替え | 肩関節脱臼 ― 後方脱臼が最も多い | 前方脱臼(烏口下脱臼)が大半 |
| 言い過ぎ | 「必ず」「すべて」「決して」 | 例外がないかを確かめる |
基礎が、柔道整復の現場につながる
柔道整復の専門科目は、解剖学・生理学・運動学の上に立っています。毎日Q1で基礎を、Q3で柔道整復を解くことで、このつながりに気づく機会を毎日つくります。
1日3問の構成
基礎
解剖学・生理学・運動学・病理学概論ほか。890日を通じて毎日1問。
臨床医学・社会 → 柔道整復理論
一般臨床医学・外科学概論・整形外科学・リハビリテーション医学・関係法規など。後半ほど柔道整復理論が増えます。
柔道整復
必修問題(470問)と柔道整復理論。毎日1問は必ず柔道整復の核心に触れます。
比率は模式図です。基礎890問、臨床医学・社会745問、柔道整復1035問(必修問題470問・柔道整復理論565問)。各問題から、Webの解説ページへ移動できます。
学年ごとの使い方
1年生
Q1を中心に。授業で学んだ解剖・生理が、国試でどう問われるかを早めに知っておけます。
2年生
Q2・Q3で、臨床医学と柔道整復理論を並行して固められます。
3年生
3問すべてを毎日の演習に。必修問題も毎日のように届きます。解けなかった問題はWeb解説で読み返せます。
既卒・再受験
全範囲を、間をあけて一巡できます。苦手な分野を、毎日少しずつつぶせます。
このメルマガにできないこと
1日3問は、決して多い量ではありません。合格を約束するものではなく、教科書や授業、ほかの演習の代わりになるものでもありません。上で挙げた学習科学の知見は一般的な研究の成果で、このメルマガ自体の効果を測ったものではありません。役割は、毎日の学習を途切れさせないこと、そして1問ごとに「理由」を積み上げる習慣をつくることです。
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登録後に届く確認メールのボタンを押すと、登録が完了します。配信の停止は、メール末尾からいつでもできます。
※ 学校名・学年は任意です。配信内容の改善に役立てます。
著者
黒澤 一弘かずひろ先生
専門学校で10年以上、解剖学を担当。学生がどこでつまずき、どう説明すると理解が進むかを見てきた経験から、「理由で解く」シリーズの解説を書いています。結論を暗記させるのではなく、からだの仕組みにさかのぼって「なぜ」を示すことを大切にしています。
- 東京呉竹医療専門学校 解剖生理学 非常勤講師
- 東京都立大学 健康福祉学部 理学・作業療法学科 解剖学実習 非常勤講師
- 東京都立大学 客員研究員/日本解剖学会 所属
- あん摩マッサージ指圧師/玄康株式会社 代表取締役
よくある質問
- 本当に無料ですか?
- はい。登録も配信も無料です。
- 何年生から読めますか?
- 学年は問いません。1年生は基礎の確認に、国試を控えた方は毎日の演習に使えます。既卒の方もご登録いただけます。
- 1日にどのくらい時間がかかりますか?
- 3問を解いて解説を読むまで、10分ほどが目安です。
- 途中から登録しても大丈夫ですか?
- はい。いつ登録しても、登録日の翌日が Day 1 です。
- メールが届きません。
- 確認メールのボタンで登録が完了します。迷惑メールフォルダや、Gmailの「プロモーション」タブも確認してください。
- 配信を止めたいときは?
- 毎回のメール末尾のリンクから、いつでも停止できます。
- 問題の出典は?
- 第24〜34回の柔道整復師国家試験の過去問です。解説は「理由で解く」シリーズのために作成したものです。
参考文献
- Roediger HL, Karpicke JD. Test-enhanced learning: Taking memory tests improves long-term retention. Psychological Science. 2006;17(3):249–255.
論文を見る(doi:10.1111/j.1467-9280.2006.01693.x)↗ - Dunlosky J, Rawson KA, Marsh EJ, Nathan MJ, Willingham DT. Improving students’ learning with effective learning techniques: Promising directions from cognitive and educational psychology. Psychological Science in the Public Interest. 2013;14(1):4–58.
論文を見る(doi:10.1177/1529100612453266)↗ - Butler AC, Roediger HL. Feedback enhances the positive effects and reduces the negative effects of multiple-choice testing. Memory & Cognition. 2008;36(3):604–616.
論文を見る(doi:10.3758/MC.36.3.604)↗ - Chi MTH, de Leeuw N, Chiu MH, LaVancher C. Eliciting self-explanations improves understanding. Cognitive Science. 1994;18(3):439–477.
論文を見る(doi:10.1207/s15516709cog1803_3)↗ - Cepeda NJ, Pashler H, Vul E, Wixted JT, Rohrer D. Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin. 2006;132(3):354–380.
論文を見る(doi:10.1037/0033-2909.132.3.354)↗
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